Hiを卒業後、第⼀線で活躍する卒業⽣たち。
現場で働く卒業⽣たちの“⽣の声”を
聴いてきました。
(14期生)
私が看護師を志したのは、癌で入院していた祖父から「もし紅香が看護師だったら、治療をもっと頑張れるなぁ」と言われたことがきっかけです。その言葉に触発され、患者様の心に寄り添い、治療を支える存在になりたいと強く感じました。祖父の言葉が私の進路の大きな指針となり、今では看護師として働き、その夢を実現しています。
看護の現場では、報告・連絡・相談が極めて重要です。例えば、出産後の患者様に子宮収縮不良が認められた場合、迅速に主治医へ報告し、指示を仰ぐ必要があります。学生時代の授業で培った、わかりやすく伝える力や円滑に連携する力は、日常業務で非常に役立っています。
助産師の間接介助としてお産に立ち会うことがあります。生まれたばかりの赤ちゃんを抱き上げる瞬間は命の尊さを感じます。
また、出産後のお母さんから「手を握っていてくれてありがとう」と涙を流して感謝された時は、看護師としてのやりがいを実感しました。
学生時代の病院実習や課題に追われる日々は大変でしたが、今振り返ると全てが貴重な経験でした。国家試験の勉強では友達とクイズ形式で問題を出しあい、楽しく進めました。共に努力し国家試験を乗り越えた時間は大切な思い出です。友達との絆も深まりました。
看護師は患者様の命を預かる責任のある仕事で大変なこともありますが、患者様との関わりを通じて自分も成長できます。自分と向き合い、後悔のない就職活動を進めてください。
みなさんが素敵な職場と出会えることを心より願っています。
(15期生)
私が看護師を志したのは、病気で入院していた家族が、明るくて笑顔が素敵な看護師さんによって穏やかな表情になったのを目にしたことがきっかけです。私もその看護師さんのようになりたいと考えました。
Hiでの3年間の学びでは、特にアセスメント(患者の状態や今後起こりうる課題・問題を分析すること)の力が身につきました。患者様が自分で症状を訴えられない場合でも、看護師がしっかり観察し、状態を評価することが求められます。このアセスメントは今でも大切にしている技術です。先生方には授業や放課後も丁寧に教えていただきました。臨地実習では悩むことも多かったのですが、先生方や実習グループの仲間のおかげで乗り越えることができました。
国家試験に向けては、クラスメイト全員で毎日問題を出しあったり、図書館で勉強したりして励ましあいました。球技大会などの息抜きも楽しい思い出です。卒業後もクラスメイトとの交流は続いています。
現在、整形外科病棟で働いており、寝たきりだった患者様がADL(日常生活動作)が向上し退院される姿を見ることが大きなやりがいです。就職当初は不安でしたが、先輩方に支えられ、今は楽しく仕事ができています。まだまだ学ぶことは多く、毎日が勉強です。憧れの先輩に近づけるよう努力しています。
看護師は患者様の命を預かる責任の重い仕事ですが、その分やりがいもとても大きいです。高校生活では多くの人と関わり、たくさん遊んでください。看護師の仕事に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
(2期生)
私は、高1の頃野球で肘を故障しリハビリを受けたものの、残念ながら改善せず、選手を諦めチームの裏方を務めました。この経験から、アスリートの怪我からの復帰をサポートできる理学療法士を目指しました。
実習がきっかけで北海道の整形外科に入職し、外来・手術後のリハビリを経験しました。その後新潟に戻り、約14年間当院に勤めています。
現在は一般整形外科疾患からスポーツ疾患まで、幅広い理学療法を行っています。学生アスリートが多く大会シーズンは忙しいですが、痛みや問題が解決し、スポーツに打ち込む姿を見た時、自分の仕事のやりがいを感じます。
理学療法士は、様々な場所で活躍できる仕事です。私自身は、2021年には東京オリンピックで海外アスリートに対して理学療法を行いました。世界最高峰の舞台に臨む選手たちと関わる日々は、特別な経験でした。スポーツが持つ力を再認識でき、そこに関われる理学療法士という仕事に誇りを感じました。
そのほかにもスポーツ現場でのトレーナー活動や、大学院での研究活動も行っています。面白い経験や良い出会いがある度、理学療法士になってよかったと思います。自分の行動次第で様々なチャレンジができますし、人と関わることで自分自身も成長し続けられる、最高の仕事です。
(8期生)
私は急性期に所属し、主に整形外科の患者さんを診ています。術後のリハビリは特に慎重に行う必要があります。はじめは痛みで動けなかった患者さんが、日を追うごとに回復していく姿を見ると嬉しく、日々やりがいを感じています。
理学療法士には、患者さんとのコミュニケーションが何よりも大切だと思います。笑顔と挨拶は常に意識しています。患者さんから「ありがとう」「治って本当に良かった!」と言われる瞬間は一番嬉しいです。
これからも研修会や先輩から学び、新しい知識・技術を吸収していきたいです。
(11期生)
千葉の整形外科と県内の病院勤務を経験した後、縁あって当院の立ち上げから携わらせていただきました。
予約の取り方から患者さんの案内方法まで、全て0スタートだったので、大変な準備期間でした。また、若手職員が多く、私自身もまだ未熟な部分がある中で後輩を育成することにも苦労しました。
当院では、患者さんときちんと向き合い、理解しようとすることを大切にしています。後輩が実際の現場で実践している姿を見ると、とても嬉しく思います。
開院から約1年(2024年時点)経ちますが、毎日充実しています。今後も私自身しっかりと研鑽を積みながら、後進育成にもより一層力を入れていきます。